
「HUAWEI MediaPad M3(Wi-Fiモデル)」のタブレッドのバッテリー交換方法を紹介します。
このタブレッドは3年ぐらい前に新品で購入した物ですが、バッテリーが半日も持たなくなりました。
そろそろバッテリーの寿命が近づいているようです。
買い替えるか、バッテリーの交換依頼(有料)をするか悩みましたが、あまりお金をかけたくなかったので自分で交換する事にしました。
素人の私でもバッテリーを交換する事ができたので、同じようにバッテリーの劣化で悩んでいる方は参考にしてみて下さい。
- バッテリー交換に必要な物
- 実際に行った交換手順
- 実際に交換をしてみて思った事
バッテリー交換に必要な物

バッテリー交換に必要な道具を調べて揃えてみました。
交換用バッテリーとピンセット、プラスチックヘラは購入していますが、それ以外の物は自宅にあった物で対応しています。
- ヘアードライヤー(家にあった物)
- 精密ドライバー(家にあった物)
- プラスチックカード(家にあった物)
※画像にはありません - 両面テープ(家にあった物)
※画像にはありません - ピンセット(ダイソーで購入)
- プラスチックのヘラ(ダイソーで購入)
- 交換用バッテリー(アマゾンで購入)
交換用のバッテリーはこちらを購入して使用しました。

機種によって交換用バッテリーの値段はさまざまですが、1000円~5000円ぐらいが相場のようです。
気になる方は、ご使用の機種の交換用バッテリーの値段を調べてみて下さい。
また、交換作業が楽になる便利な専用のツールもあります。
今回は使用していませんが、交換が終わったあとにあった方が良かったと思いました。
キズなどをつけたくない、なるべく楽に交換をしたい方にはオススメです。


それでは、実際に行ったバッテリーの交換作業を紹介していきます。
作業を開始する前に、タブレッドの電源をOFFにしておきます。(事故の未然防止)
自分で交換する場合、すべて自己責任です。
作業は慎重に行って下さい。
交換作業をする前に必ず電源を切って下さい。
通電している状態での交換は危険を伴いますので絶対にお止め下さい。
タブレッドの画面をはがす
このタブレッドの場合、バッテリーが内部にあるので、画面をはがす必要があります。
作業はできるだけ慎重にやるようにして下さい。
画面は、両面テープで固定されているので、端部をヘアードライヤーで温めます。
10cmぐらい離れた所から30秒程度、温めました。
温めることにより、両面テープの粘着を弱める事ができると思います。

ヘアードライヤーで温めた後に、精密ドライバー(ー)の先端を画面と本体の間に差し込みます。
この時、画面を少しだけ浮かせて隙間を作って下さい。

画面を少し浮かせた時にできた隙間に、プラスチックカードを差し込みます。
※薄いテレフォンカードのような物なら何でも大丈夫だと思います。
端部をヘアードライヤーで温めながら、プラスチックカードをゆっくりスライドさせ、端部を1周させて下さい。
※スライド方向は、どちらからでも大丈夫です。
1周スライドさせる事によって、両面テープが擦れて、画面が剥がしやすい状態になると思います。

画面と両面テープを完全に分離する為にプラスチックのヘラを差し込みます。
先ほどと同じように、ゆっくりとスライドさせながら、画面を浮かせ下さい。
1周、スライドさせる事によって、画面と本体を分離する事が出来るかと思います。


画面を取り外す
古いバッテリーには残量が残っているかと思いますので、電流を遮断する為に古いバッテリーの端子を外してから画面を取り外します。
バッテリーは端子で繋がれているので、端子カバーを止めているネジ2本を精密ドライバー(+)で外します。
端子カバーはピンセットを使って取り外します。
ネジはすごく小さいので、無くさないように注意して下さい。


端子は爪で上に持ち上げると、パチッと音が鳴り外れます。
端子は小さいので、破損させないように注意して下さい。

画面と繋がっている黒いケーブルは端子で繋がれているので、端子カバーを止めているネジ2本を精密ドライバー(+)で外します。
端子カバーはピンセットを使って取り外します。
ネジはすごく小さいので、無くさないように注意して下さい。


端子は爪で上に持ち上げると、パチッと音が鳴り外れます。
端子は小さいので、破損させないように注意して下さい。
端子を外すと画面を取り外す事ができるかと思います。


ケーブルを取り外す
古いバッテリーを外す時に、上にあるケーブルが邪魔になるので取り外します。
古いバッテリーの上にあるケーブルは、左側と右側が端子で繋がれています。
バッテリーを取り外す時にケーブルが邪魔になるので、どちらか片方の端子を外さなければなりません。
左側の端子の方がバッテリーを取り外す時に楽になるので、左側の端子カバーを止めているネジを精密ドライバー(+)で外します。
端子カバーはピンセットを使って取り外します。
ネジはすごく小さいので、無くさないように注意して下さい。


端子は爪で上に持ち上げると、パチッと音が鳴り外れます。
端子は小さいので、破損させないように注意して下さい。

古いバッテリーを取り外す
いよいよ、古いバッテリーを取り外します。
古いバッテリーは底面が両面テープで固定されています。
古いバッテリーの下側にプラスチックのヘラを押し込み、古いバッテリーを起こしながら両面テープを剥がして下さい。
古いバッテリーは、もう使わないかも知れませんが、強引に剥がしてしまうと、破けたりする可能性があるのでゆっくりと剥がして下さい。

両面テープは左側、真ん中、右側の3個所についており、固く強力に張り付いています。
剥がす事に約30分ぐらいかかりました。
※この時に専用の工具があればよかったと思いました。
プラスチックのヘラでは両面テープが剥がしにくく、手も痛くなります。
スクレーパーのような物かがあると、楽に剥がす事ができると思います。

これでようやく古いバッテリーを外す事ができるかと思います。
古いバッテリーを外すと、両面テープの残りが底面に残ってしまうと思います。
完全に剥がすのは難しいので、剥がせるだけ剥がすようにして下さい。

外した古いバッテリーのクッション材は再利用する
外した古いバッテリーはボコボコになってしまうかと思いますが、上に付いているクッション材は再利用しますので捨てないでください。
新しいバッテリーにもクッション材は付いているかと思いますが念のためとって置いて下さい。

新しいバッテリーを取り付ける準備をする
新しく購入したバッテリーを取り付ける前に、古いバッテリーに付いていたクッション材を再利用します。
私が購入したバッテリーには「四角型」のクッション材が1枚貼ってありましたが、古いバッテリーには「への字型」のクッションと「四角型」のクッションが1枚つづ貼り付けてありました。
クッション材の取り付け状態が違うので、念のため同じように再現する方が良いかと思います。
クッション材の取り付け状態や位置は製造メーカーによって、違うみたいです。
古いバッテリーから「への字型」のクッションと「四角型」のクッションを剥がします。

剥がしたクッション材を新しいバッテリーに取り付けます。
クッション材の粘着が弱くなっているかもしれませんが、そのまま貼り付けました。
気になる場合は、新たに両面テープで貼り付けると良いかと思います。

バッテリーを固定するために、本体の底面に両面テープを3か所、貼り付けます。
フィルムを剥がして準備完了です。

新しいバッテリーを取り付ける
新しいバッテリーを本体の上に乗せ、バッテリーの位置を調整できるように、1番最初に端子を基盤に接続します。
1番最初に端子を取り付けると、バッテリーの位置決めが楽になります。
両面テープとバッテリーがなるべく付かないようにバッテリーはそっと置いて下さい。
端子は小さいですが、位置があっていればパチンと音が鳴り接続できます。
端子の取り付けができたら、新しいバッテリーの位置を決めて、上から指で軽く押して、底面に貼り付けた両面テープと密着させます。
端子の接続は、無理矢理やってしまうと破損する可能性があるので、作業は慎重にやるようにして下さい。

端子カバーを元に戻し、精密ドライバー(+)でネジ2本を固定します。
これでバッテリーの取り付けは完了です。
ネジの締め過ぎは破損の原因となってしまうので、締め過ぎには注意して下さい。

ケーブルを取り付ける
古いバッテリーの上にあったケーブルと画面と繋がっていたケーブルを元に戻します。
端子は小さいですが、位置があっていればパチンと音が鳴り接続できます。
端子カバーを元に戻し、精密ドライバー(+)を使いネジで固定します。
端子の接続は、無理矢理やってしまうと破損する可能性があるので、作業は慎重にやるようにして下さい。
ネジの締め過ぎは破損の原因となってしまうので、締め過ぎには注意して下さい。

端子は小さいですが、位置があっていればパチンと音が鳴り接続できます。
端子カバーを元に戻し、精密ドライバー(+)を使いネジ2本を固定します。
これでケーブルが取り付けできるかと思います。
端子の接続は、無理矢理やってしまうと破損する可能性があるので、作業は慎重にやるようにして下さい。
ネジの締め過ぎは破損の原因となってしまうので、締め過ぎには注意して下さい。

画面を元に戻して電源を入れてみる
ここまですべて終わったら、画面を元に戻します。
画面の端部には、もともと付いていた両面テープの粘着が残っていたので、画面はそのまま元に戻しました。
上から指で押して、念のため逆さまにしてみましたが、画面が落ちていく事もなかったので、これで交換作業は終了しました。
タブレッドの電源をONにしてみると、無事に起動して画面が映りました。
本来なら、画面の端部の両面テープも交換すると、より安心できるかと思います。
気になる場合は、専用の両面テープの使用をオススメします。

まとめ
初めてタブレッドのバッテリー交換をやってみましたが、ある程度、器用な方であれば意外と簡単に交換する事が可能かと思います。
私の場合は最悪、壊してしまう事も覚悟のうえで(自己責任で)バッテリー交換をやったので、無事に交換する事ができて本当に良かったと思いました。
これでまた、数年は使う事ができそうです。
今回は、専用ツールを使わずに交換をしましたが、やはり専用ツールがあれば、より安全に効率的に交換作業が出来たかと思います。
今回の場合は、こじ開けたような感じだったので本体側部には、小さいですがキズが付いてしまいました。
自分で交換をしようと考えている方は、自己責任になってしまうので作業は慎重に行って下さい。
安全に交換作業をしたいという方は、専用ツールを使う事をオススメします。




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