
現在、使用されているタブレッドのバッテリーが消耗していて、買い替えやバッテリー交換を検討されている方もたくさんいるのではないでしょうか。
私も「HUAWEI MediaPad M3(Wi-Fiモデル)」を使用していますが、バッテリーが半日も持たない状態が長く続いています。
そこで今回は、自分でバッテリー交換をやってみて、無事に交換作業を終えることができましたので
- 交換作業で使用した物
- 交換作業の注意点
- 交換手順
- 交換時にあった方がよいと思った物
それぞれについて、画像多めでわかりやすく紹介したいと思います。
他の機種でも画面を剥がす作業などは、似たような方法で作業することが多いかと思いますので参考にしてみて下さい。
交換作業で使用した物
はじめに、今回の交換作業で使用した物について紹介します。
交換用のバッテリーは購入していますが、それ以外はすべて家にあった物を使用しています。

- ヘアードライヤー
- プラスチックのヘラ
- ピンセット
- 交換用のバッテリー
- 精密ドライバー
- プラスチックカード
- 両面テープ
ほとんどの物は、100円ショップやホームセンターなどで購入できる物ばかりです。
それぞれの物をどんな場面で使用しているかは、実際の交換手順の中で紹介いたします。
今回、用意したバッテリー
今回、使用する交換用のバッテリーについては、Amazonで購入しています。
当時、値段が一番安かったバッテリーです。

現在は、こちらのバッテリーが一番安く売られているかと思います。
そのほかの機種のバッテリー
今回、交換する端末のバッテリーを調べていたところ、他の端末のバッテリーもたくさんあることがわかりました。
一部の機種だけになりますが、調べてみましたので値段など気になる方は参考にしてみてください。
- iPad Pro 第6世代(12.9インチ)
- iPad Pro 第5世代(12.9インチ)
- iPad Pro 第4世代(12.9インチ)
- iPad Pro 第3世代(12.9インチ)
- iPad Pro 第2世代(12.9インチ)
- iPad Pro 第1世代(12.9インチ)
- iPad Pro 第4世代(11インチ)
- iPad Pro 第3世代(11インチ)
- iPad Pro 第2世代(11インチ)
- iPad Pro 第1世代(11インチ)
- iPad Pro ー (10.5インチ)
- iPad Pro 第1世代(9.7インチ)
バッテリー交換用の修理ツールは必要か?
結論から言ってしまいますが、バッテリー交換用の修理ツールはあった方がよいです。
交換作業を実際にやってみて思いましたが、なるべく楽に交換作業を行いたい、キズなどをつけたくない場合は、交換用の修理ツールを使うことを強くオススメします。
私は持っていなかったので、無理矢理こじ開けた結果、画面を剥がす作業の時にキズが付いてしまいました。

特に画面を剥がす時に使用するオープニングツールは、キズをなるべく付けたくない方にとっては必須アイテムです。
オススメの物を2つピックアップしておきますが、数百円で購入できる物が多いので参考にしてみて下さい。
交換作業の注意点

交換作業を行う前に、いくつか注意点をご紹介します。
注意点としては、下の3項目です。
- 作業前に必ずタブレッド本体の電源をOFFにする
- 基盤をショートさせないように気を付ける
- 端子類の破損に注意する
タブレッドの電源が入ったままの状態で作業を開始すると、感電などの事故を引き起こす可能性がありますので、必ず電源はOFFにしておきましょう。
基盤に触れる機会もあるので、静電気で基盤をショートさせないように静電気防止の手袋を着用しておくと安心できます。
端子類も凄く小さいので、破損させないように注意したいです。
自分で交換作業を行う場合は、すべて自己責任なので作業は慎重に行って下さい。
バッテリーを取り外す手順

それでは、バッテリーを取り外す手順について確認していきましょう。
取り外し手順としては
の順番で取り外しを行います。
① 画面を剥がす

「HUAWEI MediaPad M3」の場合、バッテリーが内部にあるので、画面を剥がす作業から行います。
画面と本体は両面テープで固定されているだけです。
両面テープは端部に付いているので、端部から10cmぐらい離した所からヘアードライヤーで30秒ほど温めます。

温めることにより、両面テープの粘着を弱めることができます。
温めた端部の隙間(本体と画面の間)に、精密ドライバー(マイナス)の先端を挿し込みます。
(キズなどを付けたく無い場合は、専用の修理ツールを使用して下さい!)

画面を少しだけ浮かせて、そのままキープしてください。

勢いよく浮かせると画面が割れる可能性があるので、ゆっくり浮かせてください。
(キズなどを付けたく無い場合は、専用の修理ツールを使用して下さい!)
浮かせた隙間に、プラスチックカードを挿し込みます。
テレフォンカードのような薄いプラスチック製の物なら、何でも大丈夫だと思います。

差し込んだプラスチックカード周辺をヘアードライヤーで温めながら、ゆっくりと一周スライドさせます。
スライド方向は、どちらからでも大丈夫です。

一周スライドさせることによって、両面テープが擦れて、画面が剥がしやすい状態になります。
一周スライドさせたら、さらに隙間にプラスチックのヘラを挿し込みます。
STEP4と同じようにゆっくりと一周スライドさせます。
この時、ヘアードライヤーで温める必要はありません。

一周スライドさせると、画面を剥がすことができます。
ケーブル類が繋がった状態なので、画面を勢いよく持ち上げたり、引っ張らないように注意して下さい。
無理に引っ張ると、ケーブルが破損する原因になります。

② 画面と本体を完全に分離する

画面と本体を完全に分離するために、端子類を外していきましょう。
外す端子は、バッテリー端子と画面と繋がれている端子です。
バッテリーには電池残量が残っている場合が多いかと思いますので、先にバッテリー端子から外して電流を遮断しましょう。
バッテリー端子は、基盤に接続されています。
バッテリー端子の上には、端子カバーが付いており、ネジ2本で固定されています。

端子カバーを止めているネジを精密ドライバー(プラス)で取り外し、ピンセットを使って端子カバーを取り除きます。
ネジはすごく小さいので、無くさないように注意して下さい。

バッテリー端子は上に持ち上げると、パチッと音が鳴り外れます。
私の場合は専用の修理ツールを持っていなかったので、爪を引っかけて取り外しました。
(安全に取り外したい場合は、専用の修理ツールを使うとよいかと思います!)

これでバッテリー端子を取り外す作業は終わりです。
画面と繋がれている端子も基盤に接続されています。
端子は画面側と基盤側で繋がれていますが、基盤側の端子を取り外します。
端子カバーを止めているネジを精密ドライバー(プラス)で取り外し、ピンセットを使って端子カバーを取り除きます。
ネジはすごく小さいので、無くさないように注意して下さい。

端子は上に持ち上げると、パチッと音が鳴り外れます。
私の場合は専用の修理ツールを持っていなかったので、爪を引っかけて取り外しました。
(安全に取り外したい場合は、専用の修理ツールを使うとよいかと思います!)

これで、画面と本体を完全に分離することができます。

③ バッテリーの上にあるケーブルの端子を取り外す

バッテリーの上にあるケーブルは、バッテリーを外す時に邪魔になるので、片方の端子を取り外します。
バッテリーの上にあるケーブルは、左側と右側が端子で繋がれています。
どちらか片方の端子を外しますが、左側の端子を取り外す方が、このあとの作業がやりやすいかと思います。

左側の端子カバーを止めているネジを精密ドライバー(プラス)で取り外し、ピンセットを使って端子カバーを取り除きます。

端子は上に持ち上げると、パチッと音が鳴り外れます。
私の場合は専用の修理ツールを持っていなかったので、爪を引っかけて取り外しました。
(安全に取り外したい場合は、専用の修理ツールを使うとよいかと思います!)

これでバッテリーの上にあるケーブル端子を取り外すことができます。
④ バッテリーを取り外す

いよいよ、バッテリーを取り外します。
バッテリーを取り外すと外観がボコボコになってしまうかと思いますが、上に付いているクッション材は再利用する可能性があるので保管しておいて下さい。
購入したバッテリーのクッション材の取り付け位置が、同等であれば不要です。
バッテリーは、底面に両面テープが付いており固定されています。
バッテリーの下側にプラスチックのヘラを押し込み、バッテリーを少しづつ起こしながら両面テープを剥がしていきます。
バッテリーはもう使わないかも知れませんが、強引に剥がしてしまうと、破けたりする可能性があるのでゆっくりと剥がして下さい。

両面テープは、3ヶ所に張り付いていますが、かなり強力です。
(専用の修理ツールにあるような、幅の広いヘラを使うと楽にできるかもしれません!)
シール剥がし材を使って楽に剥がす方法もありますが、使う際は基盤などに飛び散らないように注意してください。

バッテリーを取り外すと、両面テープの跡が残っている場合があります。
残っている場合は、剥がせるだけ剥がしておいてください。

これで、バッテリーの取り外しは完了です。
クッション材の再利用(必要な場合のみ)

取り外したバッテリーには「への字型」と「四角型(大)」のクッションが1枚つづ貼ってありましたが、購入したバッテリーには「四角型(小)」のクッション材が1枚だけ貼ってありました。
クッション材の取り付け状態は、製造メーカーによって違うようです。
クッション材の取り付け状態が違うことで、後から問題になることは避けたいので、念のため同じように再現する方が良いかと思います。
購入したバッテリーのクッション材の取り付け状態が、同等であれば不要かと思います。
クッション材の再利用方法
購入したバッテリーのクッション材の取り付け状態が違う場合は、交換前のバッテリーから必要なクッション材を剥がします。

今回はそのまま貼り付けましたが、粘着が弱い場合は新たに両面テープを張って取り付けるとよいかと思います。

購入したバッテリーを取り付ける手順

ここからは、購入したバッテリーを取り付ける手順を紹介します。
取り付け手順は
の順番で作業を行います。
① 購入したバッテリーを取り付ける

本体底面に、購入したバッテリーを固定するための両面テープを3ヶ所、貼り付けておきます。
バッテリーの裏側に貼り付けると、位置がズレる可能性があるので、本体底面に貼り付けましょう。
フイルムは剥がしておいて下さい。

両面テープの上に、購入したバッテリーをそっと載せて下さい。
ここで注意点ですが、バッテリー端子を取り付けるまでは、購入したバッテリーが両面テープになるべく付かないようにしてください。
先に両面テープに固定して位置決めをしてしまうと、バッテリー端子が取り付け位置に届かなくなる可能性があります。
バッテリー端子を取り付けてから、位置決めして両面テープに固定するようにして下さい。

バッテリー端子を基盤に取り付けます。
バッテリー端子は、位置があっていればパチンと音が鳴り接続できますが、無理矢理やってしまうと破損する可能性があるので、作業は慎重にやるようにして下さい。

端子カバーを元に戻し、精密ドライバー(プラス)でネジ2本を固定します。
ネジの締め過ぎは破損の原因となってしまうので注意して下さい。
最後に忘れずに購入したバッテリーの位置を決めて、上から指で軽く押して底面に貼り付けた両面テープと密着させて下さい。

これでバッテリーの取り付け作業は完了です。
② 取り外した端子を元に戻す

バッテリーの上にあったケーブルの端子と画面と繋がれていた端子を元に戻します。
バッテリーの上にあったケーブルの端子を取り付けます。
端子は、位置があっていればパチンと音が鳴り接続できますが、無理矢理やってしまうと破損する可能性があるので、作業は慎重にやるようにして下さい。

端子カバーを元に戻し、精密ドライバー(プラス)でネジを固定します。
ネジの締め過ぎは破損の原因となってしまうので注意して下さい。

画面と繋がれていた端子を取り付けます。
端子は、位置があっていればパチンと音が鳴り接続できますが、無理矢理やってしまうと破損する可能性があるので、作業は慎重にやるようにして下さい。

端子カバーを元に戻し、精密ドライバー(プラス)でネジ2本を固定します。
ネジの締め過ぎは破損の原因となってしまうので注意して下さい。

これで、取り外した端子の取り付けは完了です。
③ 電源を入れてみる

ここまでのすべての作業が終わったら、電源を入れてみましょう。
購入したバッテリーの電池残量がある場合は、画面が表示されます。
画面が真っ暗の場合は、電池残量が無い可能性があるので充電してから電源を入れてみましょう。
画面が表示されれば、バッテリー交換は成功です。

充電ができない場合・・・
充電ができない場合は、端子がきちんと接続されていない可能性が考えられます。
もう一度、端子の接続を確認してみて下さい。
④ 画面を元に戻す

電源が入ったことを確認できたら、画面を元に戻しましょう。
本体の端部には、もともと付いていた両面テープが残っているかと思います。
貼り直したい場合は、残っている両面テープを剥がした後に、専用の両面テープを使って貼り直すとよいでしょう。

私の場合は、粘着がまだ残っていたのでそのまま画面を元に戻しました。
念のため逆さまにもしてみましたが、画面が落ちていくこともなかったので、これで交換作業は終了にしました。
交換時にあった方がよいと思った物
今回、一通りの作業を終えてみて思ったことは、交換用の修理ツールがあればもっと楽に交換作業ができたのではないかと思います。
特に画面を剥がす作業では、専用の修理ツールを持っていなかったので、無理矢理こじ開けた結果、端部にキズが付いてしまいました。
それと、バッテリーを固定している両面テープもかなり強力に付いているので、剥がす作業に時間がかかり腕も少し痛くなりました。
少なくとも画面を剥がすためのオープニングツールはあった方がよいです。
専用の修理ツールは、複数のツールがセットになっていて数百円で購入できるので、安全に交換作業をやりたい方にとってはオススメのツールです。
自分で交換をしようと考えている方は、すべてが自己責任になってしまうので作業は慎重に行って下さい。
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