一昔前は「ゲーミングチェアー」と聞くと、ゲームをプレイするための椅子でしたが、現在ではオフィスワークや在宅ワークでも人気があります。
私もデスクワークをするために、1年ぐらい前に10,000円ぐらいのゲーミングチェアーを購入しました。
最初は座れれば良かったので、値段の高い椅子はいらないと思っていたのですが、実際に1日平均で6~8時間ぐらい座り続けていると、いろいろな不具合が出てきたので、買い替えをすることにしました。
そこで、買い替え候補に挙げたのは「AKRacing(エーケーレーシング) 」と「DXRacer(デラックスレーサー)」でしたが、結論から言うと購入したのは「AKRacing(エーケーレーシング)WOLF」です。
今回は「AKRacing(エーケーレーシング)WOLF」を選んだ理由と、組立手順、買い替え前のゲーミングチェアーはどんな不具合が起きたのかを紹介します。
AKRacing(エーケーレーシング)WOLF を選んだ理由
ファブリック素材で蒸れにくいゲーミングチェアーを探していたので、数多くあるブランドの中から「AKRacing(エーケーレーシング) 」と「DXRacer(デラックスレーサー)」を購入候補に挙げていました。
下記のことを念頭においていました。
- 安い椅子を買って失敗したくない
- ファブリック素材の商品がある
- 保証期間がきちんとある
- レビュー数が多く上がっている
- 信頼と実績があるブランド
この2つのブランドは、いわばトップブランドですが、当時は見たことも、座ったこともないので、まずは仕様を比較してみることにします。
下の表は「エーケーレーシング WOLF」と「デラックスレーサー フォーミュラDXR 」の仕様を並べたものです。
どちらもファブリック素材のゲーミングチェアーです。
エーケーレーシング WOLF | デラックスレーサー フォーミュラDXR | |
---|---|---|
椅子の高さ | 124~131cm | 120~129cm |
座面幅 | 39cm | 38cm |
座面奥行 | 54cm | 44cm |
座面の厚さ | 10cm | 10cm |
座面高さの調節幅 | 33~40cm | 41~51cm |
アームレストの高さ調整幅 | 28 – 35cm | 27~35cm |
背もたれ高さ | 91cm | 90cm |
リクライニング角度 | 最大180度 | 最大150度 |
荷重制限 | 150Kg | 90Kg |
キャスター | ポリウレタン製 | ウレタン製 |
重量 | 約25Kg | 約23Kg |
保証期間 | 3年 | 1年 |
価格 | ¥44,800(税込み) | ¥29,800(税込み) |
※現在「デラックスレーサー フォーミュラDXR 」は廃盤になっており、NEWモデル「デラックスレーサー フォーミュラDXR V2 」が発売されています。
仕様を並べただけではよく解らないので、それぞれの特徴をまとめてみます。
エーケーレーシング WOLF | デラックスレーサー フォーミュラDXR | |
---|---|---|
サイズ感 | 大きめ | 標準 |
リクライニング | 最大180度 | 最大150度 |
耐荷重 | 150Kg | 90Kg |
保証期間 | 3年 | 1年 |
価格 | ¥44,800 (税込み) | ¥29,800 (税込み) |
AKRacing(エーケーレーシング)は、2022年4月1日に値上げが公表されました。
体の大きい方は「エーケーレーシング WOLF 」、標準の方は「デラックスレーサーフォーミュラDXR」に分けることができます。
リクライニングや耐荷重、保証期間は「エーケーレーシング WOLF 」に軍配が上がりますが、値段は15,000円ぐらい高くなります。
ほとんどの方が、素材の感触や座り心地を重視していますので、仕様だけで判断せず、実際に実物を見て、試座することが重要です。
ということで、最寄りの家具量販店に行ってみると、どちらも特設コーナーに並ぶように置いてありました。
実物が並んでいるのを見ると、テンションがあがります。
ここからは、私が実際に2つのゲーミングチェアーに座ってみた感想です。
エーケーレーシング WOLF | デラックスレーサー フォーミュラDXR | |
---|---|---|
素材の感触 | 良い | 良い |
座部の奥行き | 広い | 狭い |
座り心地 | 柔らかい | 硬い |
肘掛けの高さ | 普通 | 低い |
フィット感 | 普通 | 抜群 |
キャスターの滑らかさ | 良い | 良い |
どこまで体を預けられるか、背もたれや座面の固さ、両腕を肘掛けに置いた時のフィット感など、さまざまなことを試してみました。
私の場合は、座面が柔らかく奥行がある方が好みだったので「エーケーレーシング WOLF」の購入を即決しました。
お財布は痛いですが、毎日、座る椅子なので、私と同じようにゲーミングチェアーの購入を考えている方は、必ず試座した方が良いです。
特に「AKRacing(エーケーレーシング) 」の場合は、種類が豊富なので購入前に試座することで、違いを感じることができるかと思います。
実際に組み立ててみる
ここでは、実際に付属の「組み立てマニュアル」を参考にしながら組み立てた手順です。
外装箱はかなり大きいです。
縦に長いので、組み立て方を見たい方は下のアコーディオンを開いてみて下さい。
組み立ててみた感想はこちら!
組み立て時間は、1人作業で約60分程度かかりました。
部品の欠品やネジ穴がズレている事も一切なく、思ったよりもスムーズに組み立てられます。
キャスターベースにキャスターをはめ込む時が、少し硬かったぐらいです。
付属の「組み立てマニュアル」もフルカラーでとても見やすいです。
安全に組立を行うためにも、2人作業が推奨です。
組立後の特有のニオイは感じませんでした。
気になる事
組立後に気になったことは、座面の両サイドにポケットのような隙間があるので、ゴミが溜まる懸念があります。
こればかりは、作り上の問題なのでどうしようもないですが、マメに掃除をすれば気にならないかと思います。
ここで気付いたのですが、座面の両サイドの隙間から座面を押してみると、しっかりとした座面だという事が解ります。
今まで座っていた椅子の不具合
最後になりますが、今まで座っていた10,000円ぐらいのゲーミングチェアーは、どんな不具合が起きたのか。
このゲーミングチェアーは、あまりお金はかけたくないけど、それなりの物が欲しいと思い、試座することも、実物を見ることもなく、完全に見た目と値段だけで購入しました。
購入してから約1年間、使用しましたが、下記のような不具合が起きました。
- 180度リクライニングできない
- 購入から半年後、座面のクッション性が無くなる
- ネジが緩んでいないのにひじ掛けが外側に傾く
- PUレザー素材で、夏場に蒸れる
お尻や腰が痛くなってしまうことも多く、見た目と値段だけで購入したことを完全に後悔しました。
値段が安い物が悪いということではなく、耐久性や経年によるヘタリなどは、使ってみないとわからないのが現状です。
購入する時は、必ず試座しよう!
ゲーミングチェアーは数多く存在しますが、ネット通販で売られているほとんどの物は、店舗には置いてありません。
店舗に置いてあるのは、ブランド力の強い製品や人気のある製品ばかりです。
試座することができれば、自分に合ったゲーミングチェアーを見つけやすくなるので、購入を検討されている方は、必ず試座することを強くオススメします。
試座できないゲーミングチェアーの場合は、口コミくらいしか情報がないので、よく考えてから購入した方が良いでしょう。
「試座できるゲーミングチェアーを購入する」という選び方が、1番よい選び方かもしれません。
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